【学校レポート-静岡インターナショナル・エア・リゾート専門学校】「ツアーコンダクター向けVRコンテンツの開発」の取り組みをご紹介します
こんにちは!
今回は「2025年度XR学生活動プロジェクト」で採択された学生の取り組みをご紹介します。
今回ご紹介するのは、「VR技術を用いたツアーコンダクター用シミュレーション開発」です。
この取り組みは、ツアーコンダクター業務に携わる人たちを対象に、観光スポットの案内をシミュレーションできるVRコンテンツを開発することを目的としています。
ツアーコンダクターの重要な業務の一つに、観光地や見学スポットにおける誘導動線の確認、トイレ・駐車場・土産店の位置、移動所要時間など、細かな詳細情報を事前に把握しておくことがあります。
現在は、過去の報告書やGoogleストリートビューなどを活用して情報収集を行うことが多いそうですが、報告書では得られる情報が限られており、十分なシミュレーションが難しいことや、ストリートビューでは見たい箇所の写真がない場合も多いという課題があるそうです。
こうした課題を解決し、より精密なシミュレーションを行うことで、ツアー参加者により良いサービスを提供できるようなVRシミュレーターの開発を目指しています。
この取り組みは、静岡インターナショナル・エア・リゾート専門学校 観光・ホテル・ブライダル科2年生の伊藤大智さん、重坂勇貴さん、山崎温大さん、渡辺莉子さんの4名によるチームで推進されています。
プロジェクトの着想の原点には、学生の皆さんが授業で行った実習での実体験があるそうです。
授業課題として京都の観光案内シミュレーションに取り組んだ際、従来の方法では「紙の資料では移動時間が把握しづらい」「ストリートビューの撮影時間が早朝で、土産店が閉まっておりイメージが湧かない」といった問題が生じ、苦労したとのこと。
これらの課題が実際の旅行会社の業務でも発生していると知り、今回のプロジェクトにつながったそうです。
学生の皆さんは夏休みまでは来春からの就職先の研修などで多忙だったため、本格的な活動はこの10月からスタートしました。
現在はまず、360度カメラを用いて「酔わない高品質な映像」を撮影する練習を行っています。
10月末からは観光地での撮影を開始し、第一弾として日本平エリア(日本平ロープウェイ・夢テラス・久能山東照宮など)を撮影、その後は静岡県内外の観光地を順次撮影していく計画とのことです。
撮影や実装が進みましたら、また本ブログでお伝えしますので、どうぞお楽しみに!
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