【学校レポート-静岡産業技術専門学校】駿府城発掘調査現場の点群データ取得を行いました

こんにちは!

先日、静岡産業技術専門学校・みらい情報科が、駿府城跡の発掘調査現場の点群データ取得を行いまいしたので、その様子をお届けします。 

駿府城では、2016~22年にわたり、天守台の大きさや位置、石垣の残存状況などのデータを取得することを目的に発掘調査が行われていました。
現在は調査現場の公開や調査結果を発信する「きゃっしる」の運営などがされておりますが、今年度から駿府城天守をデジタル技術で再現するプロジェクトが開始し、観光資源として活用する動きが始まっております。

今回の取り組みは、昨年度のCITYのイベントをきっかけに交流を持った静岡市DX推進課と静岡産業技術専門学校みらい情報科の連携によって実現しました。
取得した点群データは、史跡発掘のデータとして利活用されますが、特に、地震等により石垣が崩れてしまうなどの事態に備えてデータを保存するものとなります。

当初の予定では、8~9月頃の実施を見込んでおりましたが、今年は梅雨時期の降水量が少なかったこともあり、調査現場の残水が少ない7月上旬に行いました。
調査現場は誰でも見学できるよう一般公開されておりますが、現場を見られるのは外周からとなっており、中に足を踏み入れることはできません。
今回は立入禁止のエリアにも入らせていただき、隅々まで点群データを取得しました。
発掘調査現場の石垣は足元が不安定なところや急な坂などもあったため慎重に足を進めながら、外周から内側まで、点群データの取得を行うことができました。

今後はデータ処理後、静岡市の方にデータ提供を行うほか、上述の天守再現プロジェクトと連動した取り組みなども検討されています。


CITY staff💫


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静岡県XR(クロスリアリティ)寄附講座 コミュニティ「CITY」
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